ブログの最後に:ゼミ担当教員からのコメント
今日のポストでこのブログを締めます。半年にわたったゼミが終了し、参加した学生たちにも評価を出し終わりました。学生たちのゼミを受講しての感想を読み、大変嬉しく思いました。 ゼミを通してシャンソンについて学ぶことで音楽の幅が広がり、そして今後もシャンソンやフレンチポップスを聞き続けてくれることを嬉しく思います。普段、R&Bやロックを好んで聞いている20歳にも満たない彼女たちが、1940、50年代のシャンソンの価値がわかるということも良かったと思います。
ブログの読者の皆さん、これまで読み続けて下さってありがとうございました。もうすぐフランスに行き、たくさんのフレンチポップスのCDコレクションを増やして frenchpops.net で紹介して行くつもりでいます。もし時間が許せば、また他のフランスシャンソンのブログを立ち上げたいと思います。その際には、ここにもアドレスを表記するつもりです。それまでは frenchpops.net を見て頂いて、新たなシャンソンを発見して頂けたらと思います。
それではまた。
今月それぞれの学生のミュージックビデオのBEST3を紹介してもらいましたが最後に私のBEST3を紹介します。
Best1: Brigitte FONTAINE et M, Y a des zazous
この曲を選んだ理由は、私が十代の頃、ブリジット・フォンテーヌが大好きなミュージシャンだったからです。他のミュージシャンとは違った知的でありつつも狂気を表しているような独特な世界観が好きでした。彼女のユーモア、表現のしかた、歌い方は40年たったいまでも同じように天才的です。彼女とデュエットしているMは、ギタリストとして評価されていて、ヴァネッサ・パラディーなどのミュージシャンの作品に参加している人気のあるミュージシャンです。
Best2: Les RITA MITSOUKO, Marcia Bayla
今年の授業でこのクリップを見せおわったとき、私は話し始めることが出来なくなる程、感動してしまっていました。1985年発表のこの曲は、レ・リタ・ミツコの転機ともなる大ヒット曲で、当時32歳でガンで亡くなったダンサー、マルシア・モレットについて歌っています。その約20年後の2007年11月、このユニットのメンバーでありボーカルのカトリーヌ・ランジェの夫でもあったフレッド・シシャンも同じように進行の早いガンによって亡くなっています。彼の死以後、このレ・リタ・ミツコとしての活動はピリオドを打たれたのでした。
このフィリップ・ゴーティエ監督のクリップは、ニューヨーク現代美術館における展示にも出品されたほどの力作です。
Best3: AMADOU et MARIAM, Je pense à toi
これもとても感動的な曲です。メロディーも、そして何十回も同じ歌詞がつづくシンプルな曲ですが、ブルースみたいな雰囲気にインド音楽(ヴァイオリンソロの部分)、アフリカン音楽(パーカッション、エレキギターの演奏のしかた、ボーカルのハーモニー)が混合したこの音楽はとてもユニークです。
